マイマイ新子と千年の魔法
柳生非情剣SAMON
やってるころ、江戸地図見るのにハマって、柳生の上屋敷はここらへんかとか、この地図は振袖火事前かとか、吉原の裏に非人溜まりがあったりとか、とにかく面白い。
いわゆる、一人仮想ブラタモリなんだけど、この面白さって漫画ではなかなか表現するのは難しい。
岩明均先生の「雪の峠
」なんかはそういった面白さをうまく表現した稀有な例だと思う。
そして、この「マイマイ新子と千年の魔法
」もそういった面白さを出している不思議で面白い作品だ。
主人公の新子は想像力というか謎パワーで、平安時代をオーバーラップさせて身の回りを見るんだけど、
舞台である昭和30年の山口県防府市のリアリティもあいまってものすごく楽しい。
目を見張る展開とかはなく、なんということはない日常が描かれていくのだけど、冒頭からグイグイ引き込まれるパワーがある。
そして、ジワリとくる感動が待っている。
少ない上映館から始まって、上映を継続するための署名を集まったり、ジワジワと評価が広まってきた作品だけあって、タダものではないっす!!!
是非、見てほしい一本です。
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