どのウルフガイ?
こないだうちの父から電話で、「本屋で平井和正先生のウルフガイ、1、2巻があったんで買っていく?」と聞かれた。
思わず「うーん、それは一体何のウルフガイなのか?」と聞き返したが、「1、2巻」だと返事が返ってきた。
いやー、仕方ないのだ。はっきりいってどれがどのウルフガイなのか一口で説明できないうえ、俺自身全てを把握はしていないのだっ。
ということで、「ヒライストライブラリー」HPを参考にちょっとまとめてみました。
最初に1969年、ウルフガイシリーズの原型になる短編小説「悪徳学園」とアダルト・ウルフガイ・シリーズ第一話となる短編小説「夜と月と狼」が発表されます。
まず注意すべき点は、ウルフガイシリーズには少年・犬神明を主役にしたウルフガイ・シリーズとフリーのルポライター犬神明を主役にしたアダルト・ウルフガイ・シリーズの二つがあって、この二人は同一人物ではありませんし、全く別の物語なのです。
そして、アダルト・ウルフガイ・シリーズは「狼男だよ」という単行本になって刊行され小説としてシリーズ化され続いていきます。
ウルフガイシリーズの方は1970年、短編「悪徳学園」元に長編化し、坂口尚氏画による漫画「ウルフガイ」としてスタートします。
漫画は未完で終了してしまいますが、その原作は手直しされて小説になり、
1971年「狼の紋章 ウルフガイ 1」1972年「狼の怨歌 ウルフガイ 2」という単行本になって刊行され、小説としてシリーズ化され続いていきます。
で、後にアダルト・ウルフガイ・シリーズが
1974年、ケン月影氏画により漫画化連載され、後に「狼男だよ」として刊行され、
1995年、かどたひろし氏画により漫画化された「Wolf Guy(ウルフガイ)」もアダルト・ウルフガイ・シリーズの方になります。
原作小説及び、長編漫画として連載されたおおまかなものは、こんなところです。短かったりオリジナル外伝を描いた漫画など他にもありますが、まず、基本はここまで。
多分、うちの父が本屋でみたのは最近、コンビニ等でみかける、かどたひろし氏画の「Wolf Guy(ウルフガイ)」ではないかとおもわれます。
ちなみに我々の「ウルフガイ-狼の紋章-」は1971年に刊行された小説「狼の紋章 ウルフガイ 1」を原作にアレンジしたもので、最初の坂口尚氏画による漫画「ウルフガイ」以来、二度目の漫画化作品ということになります。
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コメント
こんばんは。
センセ方のお仕事の仕方(質の高さ)を拝見していますと…一ファンに過ぎませんが…何年後でもよいので、連載して欲しいなあと思っております作品がございます。
ご存じだとは思いますが、西谷史先生が書かれ、当時・徳間ノベルで発売された「女神転生1~3」です。一連のゲームの女神転生ではなくです。
私は中学生の時に読ませていただきました。お小遣いをやり繰りしてです。3巻の最後には衝撃を受けました。復刊価格は以下の通りです。
http://www.fukkan.com/fk/GroupList?no=3028
本当に一ファンに過ぎませんが…勝手なことを申し上げて、済みません。
投稿 本堂 | 2007年9月22日 (土) 18時48分
ぐおお、すまないが知らないよー。
そんなに小説読む方じゃなかったのでねー。
驚いたのは「女神転生」のノベライズでなくて、こっちの方がゲームより先みたいですね。パソコン通信で話題になってノベライズ化された元祖というのにも驚きました。機会があったら目を通してみたいと思います。
投稿 たばた | 2007年9月22日 (土) 23時11分
こんにちは。
センセが気に入ってくださるかどうか分からないのですけど…。
現在も続編が出るゲームは、1~3巻のアイデアのみを拝借した物です。この原作は今で言う「IT技術」が非常に低かった頃が舞台ですが、斬新な発想が出てきます。その辺りがユニークで、ゲーム化のアイデアにしたのだと思います。
原作は謎や設定を追う物ではありませんし、説教くさく無い上、何の知識も要りませんでした。
何というか「今では見かけない純愛SF」という感じで、漫画化しないのは惜しいと思いまして…はい。
投稿 本堂 | 2007年9月23日 (日) 12時33分